「ケーズホールディングス」がポイントサービスを実施しないシンプルで納得な理由
店内に入ると、「新製品が安い! ケーズデンキ~」とついつい口ずさんでしまう。さて、他店より値段が高かったらどうなるの?
ケーズホールディングスの益子さんに聞いてみた。
「当社のキャッチフレーズ『新製品が安い』は『よいものを安く売っている』という意味で考えたものです。万が一、他店より高い場合は店舗スタッフにお気軽にご相談ください」
ということは、値段交渉の余地はありそう。他店のチラシなどを持っていくのも有効かも知れない。というのも、他の量販店の多くがポイント制だが、ケーズは「現金値引き」。
「いざポイントを使おうと思ったら期限が切れていたり、使えるお店が決められていて、がっかりした経験はありませんか? 当社では、ポイント制とは、利用者から見れば将来に使うかどうかわからないポイントを現金で買っているのと同じこと、一方、会社側から見ればお客さまの自由を奪い、無理やり囲い込むことだと考えています。ですからケーズデンキでは、ポイントを付与しない代わりにその場でお値引きする『現金値引き』がお客さまにとって、最もシンプルな形であり、喜んでいただけると考えています」(益子さん)