医療事故マンガ「脳外科医 竹田くん」がSNSで急拡散 モデルと指摘される病院を直撃すると…

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 神戸大医学部付属病院(神戸市)で、患者の検査時に放射線照射を行う資格のない複数の臨床工学技士が、X線装置を操作していたことが発覚。神戸大は「不適切な行為だった」として、病院関係者に法令を順守するよう注意喚起した──と24日付の読売新聞が報じた。

 放射線は一度に大量に浴びると、吐き気などの症状が出る恐れがあり、診療放射線技師法では、放射線を人体に照射できるのは、医師と歯科医師、診療放射線技師に限定している。読売の記事によると、昨年12月大学に通報があり、聞き取り調査で判明したという。

 通報がなければ問題が表面化せず、深刻な医療事故が起きた可能性があるため、ネット上では医療関係者とみられる人からの怒りの声が広がっているが、そのネット上で今、医療関係者だけでなく一般市民を震え上がらせ、ものすごい勢いで“大ヒット”している医療マンガがある。「はてなブログ」などに掲載されている「脳外科医 竹田くん」(作:竹田くん)だ。

 地方公立病院に脳外科医として着任した若手医師の「竹田くん」が雑な手術で数多くのミスを繰り返し、結果として患者が次々と亡くなってしまう──という医療事故を扱った社会派作品なのだが、このマンガが話題となっている理由の一つが、実際に起きた医療事故をモデルにしているのではないか、と指摘されていることだ。

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