吉田晴美氏のジャイキリあるか? 立憲代表選「食料品は非課税」掲げ“台風の目”になる可能性

公開日: 更新日:

 立憲民主党の代表選(23日投開票)にスポットが当たりつつある。

 8日は、出馬した野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4人が福岡市で揃って街宣した。下馬評は「野田優勢」(立憲関係者)だが、目下、1期生で出馬した吉田氏に期待する声が高まっている。

 特に注目されているのが、吉田氏が掲げた政策だ。「教育+経済」の視点で国民生活の底上げを訴えている。物価高対策の一環として、食料品の消費税について「非課税にする必要がある」と公約に明記した。

 これを受け、泉房穂前明石市長がX(旧ツイッター)で〈『消費税の食料品非課税』は、イギリスなど多くの国で具体化されてきており、かねてから私も訴え続けてきた。代表選での政策論争に期待している〉と評価。吉田氏は台風の目となる可能性がある。

■「爪痕」残す展開も

「吉田さんといえば、2021年衆院選の東京8区で自民党石原伸晃元幹事長を落選させる“ジャイアントキリング”を果たし、話題を集めた。党内ではそんな彼女を評価する声がある。野田、枝野、泉3氏のいずれかを支援することで色がついてしまうことを恐れる議員にとっては、1期生でフレッシュな吉田さんは支援しやすい事情もあります。決選投票に進むなど“爪痕”を残す展開もあるだろう」(永田町関係者)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  2. 2

    シニア初心者向け「日帰り登山&温泉」コース5選 「温泉百名山」の著者が楽しみ方を伝授

  3. 3

    斎藤元彦氏猛追の兵庫県知事選はデマと憶測が飛び交う異常な選挙戦…「パワハラは捏造」の陰謀論が急拡散

  4. 4

    兵庫県知事選「頑張れ、斎藤元彦!」続出の異常事態…まさかの再選なら県政はカオス確実

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし

  3. 8

    悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

  4. 9

    異様な兵庫県知事選の実態…斎藤元彦氏の疑惑「パワハラは捏造」の臆測が急拡散

  5. 10

    「資格確認書」利用で窓口負担増の“ペナルティー”を政府検討 露骨な格差に識者も怒り露わに会員限定記事

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動