やす子は学校の水道水を自宅の家事に…ビンボー学生「昭和と令和」の決定的な違い
■余裕があるから節約できる
〈貧困が進むと「節約すらできない状態」になるんだが〉〈節約ってある程度まとまった金とコントロール能力の両方があって初めてできる行為〉ーー弁護士を名乗る人のそんなXのポストが先日バズっていた。
節約のために食材をまとめ買いして冷凍しておこうにも、まとめ買いするお金も、冷凍室が大きい冷蔵庫を買うお金もない。〈節約って軍資金が必要なんだけど、意外とそれを分からない人って多い〉なんて同意するコメントもあった。
生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏は「ギリギリまで生活を切り詰めて、節約する余裕すらない学生さん、見かけますよね」とこう続ける。
「ある学生さんは必要最低限の食料品以外の買い物はしないと話していました。不要になった物がメルカリで売れたら初めて、そのお金でメルカリで何か買う。それも安価な日用品です。昭和の頃は学生がビンボーは当たり前、むしろボンボン学生はからかわれたものですが、令和は違う。奨学金で通って苦しくても、服装は小ぎれいにしている。昭和の学生みたいにビンボーを開き直るでもなく、困窮していることを周囲に知られたくない、隠したがる今の学生さんは余計に悲壮感が漂いますよね」
貧困問題に手をこまねいている政治家の方が、よほどごくつぶしか。