小泉進次郎氏「自民党総裁選3位」転落に焦り…「解雇規制緩和」事実上“撤回”の自業自得
結果、「緩和ではなく見直し」などと事実上の“公約撤回”に追い込まれている状況だ。
「進次郎さんの規制緩和策は新しい発想だが、根拠がいまひとつ分からず、詳細を質問しても明確に答えない。ベンチャー企業の経営者と懇意にしているようだから、彼らの意見を参考にしているのでしょう」(他陣営関係者)
経済界の歓心を買おうとして「解雇規制の緩和」などを打ち出したのだろうが、企業からは敬遠されている。
東京商工リサーチが各企業に対し、日本経済や自社のビジネスの発展に最も貢献しそうな候補者を聞いたところ、1位は高市氏で2位は石破氏、進次郎氏は3位に沈んだ。回答があった5921社のうち、進次郎氏と答えたのは492社とわずか8%である。
■企業からも敬遠
さらに、進次郎氏が訴えている「労働時間の規制緩和」も、子育て当事者による市民団体「みらい子育て全国ネットワーク」から撤回を求められている。団体は声明で、日本の長時間労働について「過重労働により若い命が失われる悲劇的な事件が相次ぎ、少子化との関連も指摘されている」と批判。あらゆる方面から嫌われつつあるのだ。