下げ相場こそチャンス! 新NISAで稼ぐ銘柄選びは「3兆円クラブ」がカギ握る【一覧表付き】
新年相場は出足からつまずいた。大発会(4日)の日経平均は一時700円を超す下落。市場は嫌なムードに包まれた。相場格言は「辰巳天井」。一言でいえば「辰年は株高」の意味合いなのに、真逆の動きだった。週明け9日は何とか巻き返したが、新NISA(少額投資非課税制度)スタートに水を差したとの見方も……。
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4日の暴落を見て、株式投資をためらったという50代サラリーマンは言う。
「能登半島地震や羽田空港での事故などが相場に与えた影響は大きかったと思います。でも、予想以上に株価が下落したので先行きに不安を感じてしまった。新NISAで自動車株を購入しようと思っていたのですが、しばらくは様子見です」
この判断は正しかったのか、それとも“買いのチャンス”を逃したのか……。何とも言い難いが、市場関係者は強気だ。
「NISAは5年、10年単位の中長期投資が前提です。この先、株式市場がどう動くかは誰にも分かりませんが、日本経済は失われた20年、30年から脱出し、成長軌道に戻るとの見方が有力です。株式市場は上げ下げを繰り返しながら上昇傾向を見せていくでしょう。株価が安いうちに投資するのが正解です」(証券アナリスト)