急拡大リフォーム市場でトラブル…「不明瞭な金額」「工事の質のバラツキ」に不満の声

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 リフォーム業者の選定が難しい理由について、不動産アナリストの長谷川高氏はこう話す。

「リフォーム代金はおおまかに各種部材費、設備機器費、工事費プラス諸経費からなります。業者は請負金額500万円未満であれば、建設業の許可が不要なため、特段資格がない人でも開業ができます。結果工事の質にバラツキが出やすいと言えます。大手の場合、実際の施工は下請け、孫請けに出すことになるので、当然、費用面では一人親方の零細工務店に直接発注する方に軍配が上がりますが、アフターサービスや保証に関しては大手の方に安心感があるのは確かでしょう」

 ファミリータイプのマンションで水回りやフローリング、壁紙を交換する場合、相場は200万~300万円ほどだが、それもケース・バイ・ケースだと長谷川氏は言う。

「キッチンなど設備のグレードはピンキリで、金額は大きく変わってきます。廉価品と高級品では、仕様やデザイン、材質で大きな差が出ますので、どこまでこだわるかです。部屋のデザイン性重視の場合、多くはインテリアデザイナーや建築士に相談することになります。どちらにしても複数業者に相見積もりを取り、かつ実際に使われる設備のメーカーや品番、色を指定することが重要です」

 満足度は業者次第。後悔するような失敗は是が非でも避けたいところだ。

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