【独自】自民・杉田水脈議員に疑惑発覚!父親を政治団体の“名ばかり会計責任者”にしていた
それで会計責任者というのはありえないと問うと、「申し訳ないです。問題になったら、名前とかハンコとか押してあるんだから、責任を問われたら、それは責任をとらないといけないと思います。私、知りませんというわけにはいかんし。でもこんなことがあるとは思わんかったからね」と話した。
兵庫県選挙管理委員会は、実態のない会計責任者の規正法上の問題について次のように説明する。
「会計責任者には、当該団体の会計事務の最終責任者として、会計帳簿の備え付けおよび記載、収支報告書の提出、更迭があった場合の後任者への引き継ぎ、会計帳簿等の保存などの義務が課せられており、これらに違反した場合、法第24条、第25条の罰則の適用があるとともに、法第28条により公民権が停止される」
24条では、3年以下の禁錮、50万円以下の罰金とあり、その罪は決して軽くはない。
「たとえ記載すべき収入支出が全て正しく記載されていたとしても、会計責任者がなんら了承していない内容について、会計責任者の氏名を用いて宣誓を行っていれば、虚偽となる可能性はある」(兵庫選管)ともいう。
杉田氏の事務所に会計責任者や署名押印の実態について質問をしたが、「回答はしない」と取材は拒否された。