<4>トランプ勝利当てた大学教授「今年はバイデンが勝つ」
米国だけでなく、英ロンドンで100年以上の歴史がある政治誌「ニュー・ステーツマン」もバイデン勝利を予測。10月中旬、バイデン氏の勝率を88・5%とした。
また2個人としてバイデン氏の勝ちを予測しているのは、エール大学経済学部のレイ・フェア教授とアメリカン大学歴史学部のアラン・リッチマン教授だ。両教授は4年前も学究的なアプローチによる当選予測モデルを駆使して、ヒラリー氏ではなくトランプ勝利を言い当てた研究者だ。
筆者は今週、リッチマン教授にインタビューする機会があった。教授の予測モデルは経済成長率や社会不安、現職大統領のスキャンダルの有無、外交・軍事面での成否など、13の要因を検証して当否を予測する。1984年に予測モデルを発表以来、ハズレはない。教授は「今年はバイデン氏が勝ちます」と断言した。
■元側近バノン「トランプはまけたら2024年再出馬も」
ここまでくると、4年前のような番狂わせの可能性は極めて低くなる。むしろ現職トランプ大統領には屈辱的な「バイデン圧勝」という流れになることも十分にある。
トランプ政権のスティーブ・バノン元首席戦略官は豪メディアにコメントを出している。
「トランプ氏が負けたら、彼は2024年の選挙に再出馬しますよ」
仰天ニュースである。