米大統領選にオバマ夫人ミシェルさん参戦? バイデン健康不安説で“第3の選択肢”に急浮上
“究極の2択”を迫られそうな米大統領選に、まさかの選択肢が浮上している。オバマ元大統領の夫人ミシェル・オバマさんだ。
「ニューズウィーク日本版」(22日付)が〈米大統領選、バイデンが撤退ならミシェル・オバマが有力!〉との見出しで、大手ブックメーカーのオッズでは、民主党の指名候補としてオバマ夫人がバイデン大統領に次ぐ2番人気と説明。〈もっとも、本人は今のところ出馬の意向などさらさらなさそうだが……〉と注付きだが、「オバマ夫人参戦説」はくすぶり続けている。
ただ、問題は火の出どころ。焚きつけているひとりが、トランプ前大統領の盟友といわれるロジャー・ストーン氏だ。ロシアが米大統領選に介入した「ロシア疑惑」に関する偽証などで禁錮3年4月の実刑判決を言い渡されていたが、収監直前の2020年7月、当時大統領だったトランプに恩赦を受けて刑を免れた。国際ジャーナリストの春名幹男氏がこう言う。
「ロジャー・ストーンといえば、選挙コンサルとしてトランプ陣営に入っていたことで有名です。“トリックスター”と言われる人物で、いわば詐欺師のようなもの。どんな意図があってオバマ夫人の参戦を流布しているのか不明ですし、参戦する可能性はゼロに近いでしょう。バイデン氏が再選した場合、オバマ元大統領が副大統領に起用されるとの話も出ていますが、これも眉唾ものです。バイデン氏に何かあった場合、継承順位はオバマ氏になりますが、米大統領は3期目を禁止されていますからね」