東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態
「これじゃあ選挙にならない」と厳戒態勢に
両陣営の大音量演説で現場は騒然。乙武氏は懸命に「一人一人に寄り添う政治を、誰よりも助けられた私にやらせてください」と訴えたが、かき消されてほとんど聞こえない。約500人の聴衆の多くはしかめっ面。耳をふさいで立ち去る人もチラホラいた。40人ほどの乙武陣営スタッフは引きつった笑みを浮かべ、行き交う人に手を振っていた。最後まで涼しい顔をしていたのは“女帝”小池都知事くらいのものである。
根本陣営について、乙武陣営関係者はうなだれた様子で日刊ゲンダイにこう話した。
「さすがにヒドすぎるんじゃないですかね。これじゃあ選挙になりませんよ。ただ、相手も候補者のひとりなので、抑えようとすると選挙妨害と受け止められかねない。困ったものです……」
今後は、厳戒態勢で臨むようだ。
「恐らく、小池知事の応援入りを狙ってまた“妨害”してくるつもりでしょう。街宣の予定をSNSなどで告知しないようにしますが、どうしても情報が漏れてしまう。ボランティアとの連絡にも細心の注意を払わざるを得ません」(乙武陣営関係者)
この日、根本氏の演説を聞いていた男性は、日刊ゲンダイ記者に「力を持たない庶民が小池百合子のような既得権益の塊に対抗するには、こうするしかないじゃないですか」と発言。意外にウケはいいということなのか。
なぜ、根本陣営が小池・乙武陣営に“対抗”するのかハッキリしないが、小池・乙武陣営vs根本陣営の戦いはまだ続きそうだ。