著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

自民党総裁選は刷新感などまるでなし 旧態依然の日本改悪候補揃い

公開日: 更新日:

 岸田総理が逃げた。

 数々の問題を中途半端にしたまま、総理の椅子を投げ出した。

 裏金問題を何一つ解決せず、「誰かが責任を取らないと。それは私が身を引くこと」と、いかにも自分の首を差し出して詰め腹を切るような言い草だが、全ての裏金議員から金を回収し、税金を払わせ、処分を下す。そして自らも辞任する。これが「責任を取る」ってことだろう。だいたい「首を差し出した」ことになるほどの価値のある首ではない。

 思えば就任時の公約には「新しい資本主義」を掲げ、「令和版所得倍増」や「デジタル田園都市国家構想」もうたった。どこにその成果があるのか。今初めて聞くぐらい浸透していないフレーズだ。

 政治学者の中島岳志氏は言う。

「比較的リベラルな宏池会出身ながら、あっという間に清和会的な敵基地攻撃能力や防衛費倍増を受け入れた。それもこれもただ総理になりたかっただけで、総理としてやりたいことなどない空っぽの宰相だったからだ」

 旧統一教会問題も全く解決していない。どころかいまだに団体の影響下にあるのは明白。旗頭の萩生田議員の跋扈(ばっこ)がその証拠だ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動