石破首相「消した年金問題」にイラッ…参院予算委で立憲議員との質疑で逆ギレの醜悪
そして、年金法案に盛り込んだ「106万円の壁の撤廃」や「在職老齢年金の見直し」の必要性に触れ、「今回の年金改革をすべて先送っていいことにはなりません」と謎の理屈をツラツラ。「そういう措置を多く講じているので、自民党の都合で(提出を)遅らせたとか、そんなことはない」と反論を重ねた。
仮にも自民党総裁、行政府の長である。トップとして「政治決断」を下すことさえせず、問題先送りで「国民の共感と納得」を得る努力を放棄して逆ギレする姿は何ともぶざまじゃあないか。
打越氏が「選挙目当てで就職氷河期世代を見捨てるとは言語道断」と批判すると、さらに石破はヒートアップ。「誰が見捨てると言いましたか。そのようなことは一切、言っていない」と気色ばみ、「一部のみを切り取ってそれをデフォルメしてお話しいただくのはやめていただきたい」と語気を強めた。
怒りたいのは、物価高にあえぎながら将来の低年金リスクに怯える就職氷河期世代のほうである。イライラするくらいなら、さっさと「あんこ」を出したらどうか。
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