選手は低レベルで低待遇…J3リーグは前途多難
今季からスタートする「明治安田生命J3リーグ」は3月9日に開幕戦が行われるが、課題を抱えながらの船出となる。
まずは「JリーグU―22(22歳以下)選抜チーム」である。Jリーグで出番のない若手選手の寄り合い所帯が参画するわけだが、そもそもマトモに戦えるのか?
「J1、J2の所属選手で週末の試合にベンチ入りしない若手の中から金曜日夜に選抜メンバーを選ぶ。それから個々の選手に連絡を取り、土曜日中に試合会場に集合をかけて2時間ほど全体練習を行う。日曜日に試合をこなし、その日のうちに所属チームに戻るというサイクル。毎試合メンバーが変わるし、過酷な強行日程でチームの体をなすのか、非常に疑問が残る」(サッカー記者)
J3は盛岡、秋田、福島、町田、横浜、相模原、長野、金沢、藤枝、鳥取、琉球にU―22選抜の計12チームが3回戦総当たりでシーズンを戦う。
選手は大半が「バイトを掛け持ちしながらのアマチュア選手」(前出の記者)。低レベル、低待遇の選手が全国リーグをやって日本サッカーの底上げになるのか、これも疑問視されている。問題山積のJ3なのである。