【特別寄稿】U-20W杯ガーナ戦でPOM 長谷川唯が流した涙

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 試合中は冷静な姿勢を貫いていた彼女が、思わず声を震わせたのは試合後のことだった。

「梨紗のユニホームなので……。決勝まで行って優勝を(清水に)届けたいと思います」

 まさかのスペイン戦黒星でグループリーグ敗退の可能性もあったが、この日の一戦を制したことでチームの活気と自信も復活した。ここからは負けることが許されないノックアウトステージに突入する。まずは24日に、日本はA組2位のブラジルとの準々決勝に挑む。しかし、どれだけの強敵であろうと、必ず長谷川は全力プレーでチームを牽引し、友との約束を果たすだろう。

(文=早草紀子)

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