フランス代表エムバペ 移籍金230億円の19歳FWを見逃すな
19歳FWエムバペ(テレビ的には「ムバッペ」と発音する)は、仏リーグのモナコに所属していた昨季、欧州CLで6得点を挙げてベスト4入りの原動力となった。すると昨夏、230億円の移籍金で金満クラブのパリSGに引き抜かれた。
「ティーンエージャー選手として過去最高額」である。プレッシャーを感じ、パフォーマンスに影響を及ぼしかねない金額だが、エムバペは意に介するようなそぶりも見せず、類いまれなフィジカル能力を武器にピッチを縦横無尽に駆け抜ける。
たとえば足元にボールを受け、「相手選手とヨーイドン!」で競走した場合、圧倒的な初速の速さから「3歩で」相手を置き去りにし、あっという間にトップスピードに到達した後、強烈なシュートをお見舞いする。 単なるスピードスターではない。しなやかな筋肉、強靱な関節を武器にキレ味鋭いドリブルでペナルティーエリア内の密集地帯をかき分け、ゴールを陥れる。
エムバペがどんなプレーを見せるのか! 彼をストップさせるDFはいるのか?
ロシアW杯の大きな見どころである。