24試合連続無失点でも Dバックス平野の過大評価は禁物だ

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 日本でいま、ダイヤモンドバックスの平野佳寿(34)が話題になっている。

 日本時間29日現在、39試合に登板して2勝0敗、防御率1.25。目下24試合連続無失点中で、球団タイ記録に並んだのはビッグサプライズかもしれない。

 平野は他の米国人投手と比べて、テークバックが深い。右腕が背中方向にかなり入る。その結果、腕がワンテンポ遅れて出てくるため、米国人投手に慣れている打者はタイミングが取りにくいのだろう。

 ダイヤモンドバックスは、抑えのボックスバーガーを筆頭にリリーフ陣が充実している。したがって、好調な平野を無理遣いする必要がない。ここまで3連投が一度もなく、さほど疲弊していないこともプラス材料だ。

 ただし、このままの状態が続くと考えるのは早計ではないか。平野が昨オフ、米球界挑戦を表明したとき、わたしは球団へのリポートに「メジャー枠には入るかもしれないが、長続きはしないだろう」と書いた。根拠はストレートのコントロールがアバウトだからだ。

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