著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

関西マスコミの金本阪神“応援激励”一辺倒に強烈な違和感

公開日: 更新日:

 スポーツ新聞の関西版は、そのほとんどが阪神中心の報道をする。

 中でも特に阪神寄りといえば、デイリースポーツが昔から有名だが、実際はそれ以外のスポーツ紙も1面を阪神ネタで飾ることが多い(報知を除く)。大阪のコンビニなんかで新聞ラックを見ていると、こんなに横並びの報道で関西人は満足するのか、と首をかしげたくなる。

 そんなスポーツ紙の阪神担当記者(これがまた大勢いる)と会って話を聞いていると、彼らの口から「与党と野党」という言葉が飛び出すことがしばしばある。与党とはすなわち、阪神を何が何でも支持する応援と激励の報道。野党とはすなわち、阪神の問題点を批判・糾弾する言論的な報道のことだという。

 もちろん、新聞には多様な論調や意見があってしかるべきで、それこそが複数媒体を存在させる意義であり、言論空間の秩序でもある。読者にとっても、与党と野党の論調が入り乱れていたほうが自分で物事を考える余地が生まれるだろう。極端に言えば、私は玉石混交でもいいと思う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末