進退かかる稀勢の里…初場所で引退発表の“デッドライン”

公開日: 更新日:

■ずるずると結論先延ばし

 これまで稀勢の里は見苦しいまでの悪あがきで、晩節を汚してきた。2017年5月場所から昨年7月場所まで、歴代最長となる8場所連続休場。うち、途中休場は4回だ。それでも「次は覚悟を決める」「来場所ですべてをかけたい」と言い続け、ずるずると結論を先延ばしにしてきた。

 現役時代、横綱大乃国として活躍した芝田山親方は、日刊ゲンダイのインタビューで「明日につながらないような相撲では横綱としての責任は果たせない」と痛感し、引退を決意したと語っていた。そのデンで言えば、稀勢の里が現役を続けるには単なる勝ち越しなどではなく、それこそ優勝するくらいでないと横綱としての責は果たせないのではないか。本人もさすがに、それくらいの覚悟は持っているだろう。

 今場所は2場所ぶりに白鵬鶴竜も加えた3横綱が揃う。御嶽海逸ノ城に負けるようなら優勝なんて夢のまた夢だ。

 11日は非公開の基礎稽古で汗を流した和製横綱。場所早々に引退を迫られる可能性はゼロではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”