貴ノ岩暴行事件の後始末で男を上げた千賀ノ浦親方の素顔
どこぞの冷血漢とは大違いだ。
付け人への暴行が発覚し、今月7日に引退会見を行った貴ノ岩(28)。そんな“弟子”の後処理で話題になっているのが、師匠である千賀ノ浦親方(57=元小結隆三杉)だ。
去る11日、部屋のホームページで「応援して下さる皆様へ」という出だしで、直筆の文章を紹介。
「貴ノ岩は自ら引退という決断を致しましたが彼の人生はまだまだこれからも続いていきます
どうかこれからの貴ノ岩を皆様の温かいまなざしで見守って頂けましたらと願っております」
など、貴ノ岩に対しての愛情をにじませた。
半ば貴乃花(46)に押し付けられるように弟子を預かり、約2カ月。旧貴乃花部屋の力士を迎え入れたときは、同様に手書きで「どの子も我が子」と書いていた。早々に問題を起こした貴ノ岩を非難するどころか、「我が子」に対する情があふれんばかりだ。
現役時代は二子山部屋に所属し、突き押しを武器に小結まで出世。ずんぐりむっくりの体形で、「ドラえもん」の愛称があった。えびすこが強く(相撲用語で大食感の意味)、あるときは焼き肉75人前をペロリ。満足したのかと思いきや、「アゴが疲れたからやめただけ」と平然と言い、周囲を仰天させた。