渋野予選落ちで露呈…青木コーチ“詰め込み教育”の落とし穴

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■「新たに覚えるのは20%ぐらいでいい」

 そもそも渋野の昨季平均パット数はランク2位で、平均バーディー数、パーブレーク率、バウンスバック率とも1位。もともとパットに定評があり、スタイルを変更する必要があったのか、という疑問もある。

「青木コーチもメジャーに勝った渋野の素質を見込んで、いろいろ葛藤していると思う。ただ理想を追い求めすぎると指導は難しくなる。渋野も若くて器用だから、何でもトライできる。しかし思い切りの良さが持ち味であって、試合中に考えさせちゃいけない。今まで戦ってきた中でつかんだ長所を伸ばし、新たに覚えるのは20%ぐらいでいい。それがオフは逆だったのかもしれない。選手とコーチの関係は難しい。米ツアー参戦に向けてスイングを大きくいじる必要はなく、いいところを生かしたらいい」(田原紘プロ)

 女子ツアーは現時点で8月まで試合がない。「余計なお世話」と笑って済ませる話なら問題はないのだが……。

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