経営情報開示で23クラブ赤字も… Jで「破産」が出ないワケ

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 Jリーグは30日、リモート会見で「2019年度・クラブ経営情報開示資料」を公表した。

 5月の先行発表の際には<鳥栖の赤字20億円>が話題を集めたが、19だった赤字クラブに磐田、水戸、柏、相模原が仲間入りして<計23>となった。この中で柏が、鳥栖に次ぐ10億1300万円の赤字を計上している。

 もともとJリーグには脆弱な経営体質のクラブが多く、この日は札幌、仙台、鳥栖、福島、相模原、長野、富山の2期連続の赤字が明らかになった。さらには新型コロナウイルスの大打撃を受けて先行き不透明。それなのにJリーグは「赤字イコール経営がうまくいっていないというわけではない。(柏の場合は)攻めの予算を組んだ結果です。特に想定外ではないと認識している」(村山勉クラブライセンスマネジャー)という。

 新型コロナ禍で世界中のサッカークラブが経営難に陥り、たとえば7月2日にイングランド2部ウィガンが破産宣告。6月にはドイツ1部2回優勝の古豪カイザースラウテルンが破産宣告した。どうしてJリーグには破産クラブが出ないのか?

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