ポルト中島がリーグ再開試合より妻の看病を優先した背景
新型コロナウイルスの影響で中断されていたポルトガルリーグ1部が3日に再開されたが、首位の名門ポルトで背番号10を背負う日本代表MF中島翔哉(25)の去就が注目されている。
中島は、5月中旬から「自宅で体調不良の妻に付き添って看病したい」との理由でチームの全体練習に参加せず、個人トレーニングを続けていた。3日の敵地ファマリカン戦の遠征メンバーから外したコンセイソン監督は「(クラブの)経営陣が対処する。これ以上は言えない」と不快感を隠さず、現地メディアは「これからも全体練習を拒否した場合、ポルトでの将来は不透明になるだろう」と報じている。
妻の出産、子供の入学など家族の問題でチームを離れることが珍しくない海外選手と違い、日本では職種を問わず、仕事を優先して家庭はあまり顧みないことが美徳とされる傾向が強い。
これまで少なくない日本人選手が欧州など海外リーグでプレーしているが、滅私奉公的にクラブを優先する選手が多かった。「これは中島の家庭環境も影響している」とマスコミ関係者が言う。