規格外ルーキー笹生優花を徹底解剖 キャップ“刀”の意味は

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■生い立ち

 日本人の父・正和さんとフィリピン人の母を持つ笹生は、2001年フィリピン生まれ。6歳の時に日本に移住。小学3年時にフィリピンに戻るまで、東京で育った。父の影響でゴルフを始めたのもその頃だという。

 ジュニア時代はフィリピンを拠点に活躍。18年にジャカルタで行われたアジア競技大会では、フィリピン代表として団体と個人でいずれも金メダルを獲得した。この時、フィリピン政府から1000万ペソ(約2180万円)の報奨金をもらったが、「自分と同じアマチュア選手のために」と、全額をフィリピンのゴルフ協会に寄付した。

■高校時代

 日本のゴルフ関係者の勧めもあり、17年に通信制の代々木高校に入学し、今年3月に卒業した。同校ゴルフ部顧問で、笹生の学業面などを担当した山中辰男氏が言う。

「素直な性格で、会えば挨拶もしっかりする礼儀正しい子でした。ウチは通信制ですが、対面授業もあり、年に数回は顔を合わせることがありました。入学当初は字の書き取りで苦労していましたね。お父さんが日本人なので、日本語をしゃべる方は問題ない。ただ、書き取りには難儀しており、最初は日本語の書き方から教えていました」

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