<2>「久保選手と組む場合は大地自身がもっとパフォーマンスを上げないと」
中国戦は息子がベンチスタートだったこともあり、オマーン戦よりは多少肩の力を抜いた状態で見られたのではないか。
「『中国、どうしたんだ』というのが率直な感想でした。前半は自陣に引いて防戦一方だったんで。それでもなかなか点が入らないのでヒヤヒヤしました。大迫選手が取ってくれて、だいぶ楽になりました」と幹雄さんは安堵感を吐露する。
1―0でリードした終盤に鎌田が登場。久保建英(マジョルカ)との共存が予選で初めて実現した。「誰と組んでもできる」と鎌田自身は前向きに語っていたが、父も期待感を抱いたようだ。
「久保選手は技術もドリブルのキレも本当に素晴らしい選手。攻撃的なトップポジションなら、どこでもできるスーパーなタレントだと素人目線では思っています。大地と組む場合は、大地が南野選手(拓実=リバプール)とポジションを入れ替えながら流動的にプレーしているような形になれば面白いかな、と。ただ、その前に大地自身がもっとパフォーマンスを上げないといけない。中国戦も普段より『やらなきゃ』と力が入りすぎたせいか、視野が狭かった印象でした」と幹雄さんはやや辛口だった。