<2>「久保選手と組む場合は大地自身がもっとパフォーマンスを上げないと」
■ドイツでレベルの高い競争
日本代表で絶対的地位を確立する道は険しい。
まずは毎回招集され、日本のカタール行きに貢献することが肝心だ。
とりわけ10月のサウジアラビア(7日=ジッダ)、オーストラリア(12日=埼玉)との2連戦は最大のヤマ場。それは長友佑都(FC東京)や吉田麻也(サンプドリア)ら年長者たちも口を揃えていること。
決戦に向けたメンバーは28日に発表されたが、伊東純也(ゲンク)がサウジ戦出場停止になる分、鎌田ら2列目陣には爆発が求められる。
「W杯予選は総力戦。コロナ禍で何が起きるか分かりません。これまで以上にワンチームにならないといけないと思います。大地も出番が短かったり、なかったりするかもしれませんが、そういう環境には慣れているはず。昨季フランクフルトでもユネスがナポリ、ヨビッチがレアル・マドリードからそれぞれレンタル移籍してきて、非常にレベルの高い競争にさらされました。『最終的に選ぶのは監督。自分はやるべきことを全力でやるだけ』というマインドが備わったと思います」