矢野阪神“超積極スタイル”のお株奪われ…新庄ビックボス日ハムに完敗の体たらく

公開日: 更新日:

 今季限りでの退任を表明した阪神の矢野監督は2019年の就任以降、超積極的野球をモットーに、投打にわたって攻める姿勢を重視してきた。

■新庄日ハムが躍動する一方で…

 その矢野野球の集大成となる今季、初の対外試合となった8日の「新庄日本ハム」との一戦は近本、大山、佐藤輝といった主力がスタメン出場。この日は新庄人気もあって、関西、北海道では地上波中継が組まれたこともあり、矢野監督もメンツを揃えた格好だ。

 日ハム打線は11安打6得点。一軍半レベルの投手陣も速球主体でグイグイ攻めて2失点に抑えたのとは対照的に、阪神は元気がなかった。

 大山が“今季1号”を放ち、佐藤輝が2安打をマークしたものの、6安打2得点に終わった。投手陣も及川が3回3失点と振るわず、リリーフした浜地、村上、石井、湯浅の「若手有望組」は石井を除いて、いずれも失点。矢野監督も「投手がね、もうちょっと頑張ってくれたらというのはありますけど、そこは課題が見つかったということで、これからしっかりやってくれたら」と奮起を促した。球団OBは「いくら練習試合とはいえ、日ハムの選手の超積極姿勢とは大きな差があった」とこう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  3. 3

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 4

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  4. 9

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  5. 10

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北