現役ドラフト今オフ実施ほぼ確実 目玉は日本ハム「トライアウト不合格組」
「今年始められるのは間違いないと思います」
プロ野球選手会の森事務局長が、現役ドラフトについてこう話した。
3日にNPBと選手会の事務折衝が行われ、現役ドラフトについて双方が確認。12月2日の保留選手名簿公示以降に、行われることがほぼ確実となった。
移籍を活発化させ、選手の出場機会を増やすことが現役ドラフトの目的。「各球団2人以上をドラフト候補選手として選出し、最低1人は獲得」を基本路線とし、対象とする選手の選出方法など細部は引き続き検討していくという。
メジャーにはすでに似たような「ルール5ドラフト」があるが、プロ野球では今回が初導入。やり様によっては、不要選手の交換で終わる可能性もある。
ただ、いずれにせよ日本ハムが草刈り場になるのは確実ではないか。
新庄監督は就任1年目の今季を「トライアウトの年」と位置づけ、年齢や実績に関係なく様々な選手を起用。すでにその“見極め”も済んだようで、7月中旬には「今後はメンバーを固定していく」と話していた。