オリックス・山崎颯一郎 トミー・ジョン手術を受けて増した球速と制球力に期待

公開日: 更新日:

山崎颯一郎(オリックス・24歳・6年目)

 来春のWBCに向け、5日から行われる侍ジャパンの強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」(5日・日本ハム、6日・巨人、9、10日・豪州)。今回選ばれた28人のメンバーには、村上宗隆ヤクルト)、佐々木朗希ロッテ)ら将来のメジャー挑戦を目標に掲げる選手が少なくない。その中から、日刊ゲンダイが独断で「将来のメジャー予備軍」として若手3投手を選出。メジャーの評価や彼らを取り巻く事情は──。

 ◇  ◇  ◇

 山崎颯一郎オリックス・24歳・6年目)は、日本シリーズでは160キロのストレートを武器に4試合に登板、チームの26年ぶりの日本一に貢献した右腕だ。

 敦賀気比(福井)から2016年ドラフト6位でオリックスに入団。当時から球速には定評があったものの、山崎が一皮むけたのはプロ3年目の19年8月に右肘靱帯を再建するトミー・ジョン手術を受けてからだという。オリックスOBの話。

「術後1年半後ぐらいの実戦復帰がフツーですけど、山崎は1年2カ月後にウエスタン・リーグで投げています。リハビリ中は室内練習場で一心不乱にシャドーピッチングやネットスローを繰り返してた。復帰が早かっただけでなく、手術前よりも球速がアップ、低めのコントロールが良くなったのはリハビリを熱心にやって周囲の筋肉を鍛えた成果でしょう。リハビリは過酷でつらいはずなのに、とにかく明るくて前向きだった。たまたま球場で会ったときも元気な声で挨拶、笑いながら話をしたんで、本当に手術をしたのかよと言いそうになったくらいです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  5. 5

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  1. 6

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  2. 7

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

  3. 8

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  4. 9

    朗希の“歯車”は「開幕前からズレていた説」急浮上…メジャー挑戦どころじゃない深刻事態

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方