クロアチアが4発大勝! MFモドリッチだけじゃない“驚異的なスタミナ”が武器
前回準優勝のクロアチアが本領発揮である。
カナダのFWデービスにW杯初ゴールを許して先制されたが、FWクラマリッチの2ゴールなど4点を奪って逆転勝ち。1勝1分けとし、得失点差でモロッコを抑えてグループ首位に立った。
前回大会MVPで、ベテラン司令塔MFモドリッチ(37)の冷静な状況判断と的確なパスは健在。敵陣で決定機を演出し、自陣では相手の動きを読んだ抜群のポジショニングでピンチをしのいだ。
クロアチアの成否は攻守の要であるモドリッチのデキにかかっているといえるが、強さはそれだけではない。周囲の選手の豊富な運動量が攻撃にバリエーションを持たせているのだ。
クロアチアといえば、前回大会も驚異的なスタミナを武器に決勝まで勝ち上がった。総走行距離はFWペリシッチ(72.543キロ)、MFイバン・ラキティッチ(72.525キロ)、モドリッチ(72.307キロ)の3人が上位に入った。疲労がピークに達するはずの決勝トーナメントでのチーム総走行距離は準決勝までの3試合で132キロ、139キロ、143キロと試合ごとに増加した。