代表キャプテン吉田麻也の終わらない憂鬱…欧州で所属した3クラブすべてリーグ最下位
日本代表の主将としてカタールW杯16強入りに貢献したドイツ1部シャルケ所属のDF吉田麻也(34)。森保ジャパンの再始動となる24日のウルグアイ戦、28日のコロンビア戦に招集され、キャプテンマークを巻いてプレーするともっぱら。
しかし、当の吉田が浮かない顔をしているという。
シャルケに加えて元所属のセリエAのサンプドリア、英プレミアのサウサンプトンが揃いも揃ってリーグ最下位に沈んでいるからだ。
吉田が2022年7月に加わったシャルケはその約半年前、ロシアのウクライナ侵攻に絡んで胸スポンサーのロシア国営エネルギー会社ガスプロムとの契約を解消。これでクラブ財政が一気に悪化して効果的な補強もままならず、最下位の18位が指定席となっていた。
そんな中、1月27日に実力派DFイェンツが加入すると直近5試合を計1失点に抑え、1勝4分けで勝ち点を16まで伸ばし、残留圏内の15位シュツットガルトを勝ち点差「3」で追っている。
それまでのシャルケは1月21日のフランクフルト戦、続く24日のライプチヒ戦の2試合で計9失点。批判の矢面に立たされていた吉田もザル守備が解消し、少しは前向きな気持ちでプレーできるだろう。が、古巣の低迷が心に引っ掛かっているのは想像に難くない。