「ヘビ学」ジャパン・スネークセンター著

公開日: 更新日:

「ヘビ学」ジャパン・スネークセンター著

 群馬県にある「日本で唯一のヘビ専門動物園兼研究施設」の研究者らが、「嫌われ者」のヘビの知られざる生態やその魅力を教えてくれる動物本。

 毎年のように新種が発見されるヘビは、全世界で4100種ほどいるそうだが、日本に生息するのは43種だけ。しかし、国土の割には多くの固有種が生息しており、日本は数の上では小国ながら独自の進化を遂げたヘビ独立国であるという。

 見た目には分からないが、ヘビにも頭、体、尻尾の区分があり、頭部と胴体部の間には頚部もある。そんな体の構造から、赤外線を感知する「ピット器官」や、手足がないのに前に進める機能、そして怖い毒や飼育の方法まで。知れば知るほど魅力的なヘビについて学ぶ。

(小学館 1155円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ