ボロアパートの横に諸星和己が…竹原慎二さんのド貧乏時代
朝のロードワークから帰った時にマンションから高級車が出てきて、見ると諸星さんが乗ってた。「うわ~、いいなぁ! いつか俺もこうなりたいなぁ」と思ったことを覚えてますね。
17歳でボクサーデビュー、20歳になる前に日本チャンピオンになりました。強いというより負けず嫌いだから、殴られても怯まずに向かっていきましたね。その時期にマンションに引っ越し。
内装会社の社長が「日本チャンピオンになったらマンションに住まわせてやるから頑張れよ」と言ってくれてて、約束通り家賃援助をしてくれた。ありがたかったですね。
10万円の家賃を払わなくていいから給料を生活費に充て、ファイトマネーを全部貯金できた。もう無駄遣いしなくなってましたし、生活が落ち着きました。19歳でオシャレなマンションに住めてよかった(笑い)。社長には上京後お世話になりっぱなしだし、今でも付き合いがあります。
東洋太平洋王者になった時には仕事を辞めさせてもらい、ジムの近くに住んで練習に専念。だから越した部屋の家賃12万円は自分で払わなきゃいけない。でも、試合は数カ月に1回だから収入がないわけですよ。