昭和虞美人草 高をくくり続ける日本人への“ロックな呪詛”
明治の青春を描いた夏目漱石の「虞美人草」を翻案し、1970年代の若者群像に置き換えた作品。「明治維新」「敗戦」という時代の断絶を知らない世代であるという意味で両者は共通している。そこに着目した作者・マキノノゾミの慧眼(けいがん)に舌を巻く。
明治の青春を描いた夏目漱石の「虞美人草」を翻案し、1970年代の若者群像に置き換えた作品。「明治維新」「敗戦」という時代の断絶を知らない世代であるという意味で両者は共通している。そこに着目した作者・マキノノゾミの慧眼(けいがん)に舌を巻く。