喉が痛い…数時間で窒息死もある「急性喉頭蓋炎」の怖さ

公開日: 更新日:

風邪の季節が終わったいま、喉が痛いのはたばこによるダメージか、声の出し過ぎ。あめ玉でもなめて安静にしていれば自然と治るさ」
 そう甘く見ている人は考えを改めた方がいい。喉の痛みの中には、数時間で喉をふさぎ死に至る病気もあるからだ。

 都内のスーパーに勤める江藤博文さん(仮名、51歳)が喉の異変に気づいたのは夕食時。食欲がなく、そばを食べようとしたが、痛くて喉を通らなかったという。

「声を出すのも大変でした。最初は、疲れのせいで風邪でもひいたのかな、と思いました。消費税アップに伴う駆け込み需要や値段表示変更で深夜まで本当に忙しく働いていましたからね。たばこを吸う量も増えていました」

 うがいをしたり、市販の風邪薬を飲んだが、一向に喉の痛みが消えず、近くの内科医院へ。喉を診てもらったが、扁桃も腫れておらず、「ゆっくり休みなさい」といわれ帰宅した。

 ところが、どうにも喉が痛くて我慢できない。改めて総合病院へ行ったところ「急性喉頭蓋炎」と診断され、即入院になった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し