年末年始が見極めるチャンス 老親の認知症「15の兆候」

公開日: 更新日:

 親と接する時間が長い年末年始は、認知症のサインをチェックするいい機会だ。たとえ同居していても、仕事をしている日中に親が何をしているのかは分からない。まして離れて暮らしていればなおさらで、現在の状態なんてほとんど知らないだろう。認知症に関する著書が多数ある「眞田クリニック」の眞田祥一院長に話を聞いた。

「年を取ればだれでも脳の機能が低下してきます。それによって、“これまでにはなかった現象”がいろいろ出てきますが、大きく分けて、老化現象と病的な現象に分けられます。アルツハイマーをはじめとする認知症は後者。よく知られる“物忘れ”以外に、判断力、思考力、感情表現などの低下が見られます」

■最初に影響が出るのは嗅覚

 老化現象の物忘れか、それとも認知症による物忘れか。たとえば、高倉健の写真を見て、「ほら、この人が出てた、あのハンカチが出てくる映画、ほら、あの……」というように名前が出てこないケースはよくある老化現象。しかし、高倉健を知らないはずがないのに、「これ、だれだっけ? 近所の人だっけ?」となるのは認知症が疑われる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北