風邪と酷似する【肺気腫】 進行次第では呼吸不全や心不全も
治療は手術ではなく、対症療法と保存療法が行われる。古澤さんは約1カ月間入院し、点滴静脈注射による水分補給や栄養補給のかたわら治療に努めた。
「基本は肺気腫の悪化を予防することだそうで、残った肺組織を保存、活用するという治療でした。どんな薬かよくわかりませんが、気管支拡張剤の投与などを受けましたね。もちろん、すぐに禁煙して退院後は一本も吸っていません」
咳や痰は止まった。ただ、それでも古澤さんはたばこに未練があり、目下、他人が吸う副流煙で我慢をしているという。