ほくろの毛を抜くとがんになるか

公開日: 更新日:

 国際医療福祉大学熱海病院の〆谷直人先生が答えてくれました。

「ほくろの毛を抜いたからといって、必ずがんになるわけではありません。しかし、刺激を与え続けるとがん化する可能性もゼロではないので、抜かないほうがいい」

 ほくろとは、メラニン細胞が変化した「母斑細胞」が増殖してできる皮膚良性腫瘍の一種。メラニン色素の活性化により濃く太い毛が生えやすいのが特徴です。

 この目立つ毛を、見つけるたびに抜いている人は多いはず。

「ほくろには悪性のものもありますが、毛が生えているのは細胞が侵されていない証拠であり、良性で間違いありません。ただし、慢性的な刺激によって悪性黒色腫が発生するという学説があるのです」

 この説は完全に証明されていませんが、刺激を避けたほうが無難であることは確かです。

 そこで、ほくろの毛は抜くのではなく、ハサミで根元からカットするのがおすすめ。

 その際、皮膚を傷つけないように十分注意する。カミソリで剃ったり、レーザー脱毛の施術で除去したりするのもリスクがゼロとはいえないので、避けたほうがよいそうです。

「こまめに毛をカットするのが煩わしければ、皮膚科でほくろ自体を除去するという手もあります」

 いずれにせよ、ほくろにはなるべく触れず、そっとしておくべし!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末