秋は死者が増える 深刻な脳卒中から身を守る7つの注意点

公開日: 更新日:

 通勤時間が長い人は、自宅と勤務地との気温差に注意すること。寒い日は服の着脱や温かい飲み物などで温度差を埋めるほか、脱衣場に暖房器具を準備する、入浴前に浴室はシャワーで温める、などの配慮が必要だ。

◆左右の感覚違いは危険

 脳梗塞には、さまざまな前兆が知られているが、入浴時の足の感じ方の違いもそのひとつ。

「左足と右足で温度差を感じたとしたら、一過性脳虚血発作(TIA)といわれる、短期間で症状が消える脳梗塞が起きている可能性があります」

 目の異常も脳梗塞のサインになることがある。

動脈硬化が原因で起きるTIAの半数近くが頚動脈のプラークが脳の動脈に飛んで一時的な脳虚血を起こす。その多くが脳の中に入った直後に目の動脈を塞ぐ。突然目の前が真っ暗になったり、視野が狭くなったり、物が二重に見えたら、TIAを疑うべきです」

◆心房細動に注意する

 心臓の震えで全身に血液がうまく送り出せなくなる心房細動は不整脈の原因で脳梗塞リスクのひとつ。その患者は年間平均5%が発症し、心房細動のない人の2~7倍高い。うっ血性心不全、高血圧糖尿病は各1点、脳梗塞またはTIAなどの脳梗塞の危険因子を2点とし、合計スコアが0で年間1%、1で1・5%、2で2・5%、3以上で5%超の脳卒中発症リスクがあるといわれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末