ズブ濡れでクーラーは危険 真夏の「低体温症」は命も奪う

公開日: 更新日:

 結果、自律神経障害のある糖尿病の群は、冷気にさらされても手や足の血管を収縮するなど体温を維持するための反応が起きずに一部深部体温が下がった。

 一方、健常者群は代謝を上げて対応し、深部体温が0.2度上昇。同じく自律神経障害のない糖尿病の群も深部体温が0.15度上昇した。

「自律神経障害を持つ重度の糖尿病の人が怖いのは、低体温症だけではありません。低体温はインスリン分泌を変動させることがあるため血糖値が急変し、糖尿病性ケトアシドーシスにもつながりかねません」(石原院長)

 では、低体温症から身を守るにはどうしたらいいのか?

「大事なのは寒さ対策です。人が大勢集まる場所に出かける際はポケットに百均のビニールカッパを忍ばせておくのも手です。突然の豪雨を察知したときはすぐに着込んで濡れないようにすれば体温を奪われないで済みます」(石原院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり