過去のトラウマが原因で病気に…WHOも推奨の治療法とは?
トラウマの治療が進み、「思い出しても安全だ」という体験を重ねていくうちに、感情と適切な距離が取れるようになり、記憶が過去のことと認識できるようになり、症状が出てきたときに、「これは症状なんだ」と分かるようになるという。
「トラウマを抱えた人は、トラウマの原因となった出来事は“自分の落ち度のせいではないか”“自分はそんな目に遭っても当然な人間なんだ”といった自分を否定する気持ちが強く、なかなか自分を認められません。頑張っている自分を褒めて、認めることが大切です」
正しいやり方をすれば、トラウマからは回復できると白川院長は言う。関心のある人は日本EMDR学会の治療者リストに載っているセラピストに相談することだ。