インフルエンザ流行 専門医が教える今やるべき7つの対策
「衣服や紙、繊維のウイルス生存は8時間、ウイルス活性は15分。私は念のため、ペーパータオルを使用しています」
■ビタミンは感染予防に役立つ?
感染予防のために、ビタミンCを活用している人もいるだろう。ところが、エビデンスが多数あるのはビタミンDだ。
「ビタミンDが豊富な魚、キノコ類を積極的に取る。また、手のひらを1日20分(関東の場合)日光に当てれば、体内のビタミンDが増えます」
大谷院長のクリニックでは、待合室、診療室、スタッフルームなどあらゆる場所に加湿器が置かれているのが印象的。
「自宅でもそうです。湿度50~60%が喉の線毛の免疫が高まり、インフルエンザウイルス対策に最もいいのです」
睡眠と適度な運動も忘れてはいけない。睡眠不足はインフルエンザ感染のリスクを高める。そして適度な運動は免疫力をアップする。
「自分に合った十分な睡眠を確保する。運動は、私は普段は水泳を30分ほど。インフルエンザではなく軽度の風邪をひいた時ですが、それでも5分程度泳ぎます。風邪の治りが良くなるのです」