早期発見のカギ eGFRは60前後で治療すれば腎不全を免れる

公開日: 更新日:

 腎臓の中にある糸球体は、老廃物を濾過する重要な働きがあります。たとえば慢性的な高血圧によって、その濾過機能が低下すると、体に必要なタンパク質が再吸収されず、漏れることも。そんな状態を放置すると、やがて腎不全となり、人工透析を余儀なくされますから、糸球体の濾過機能は早期にチェックすることが欠かせません。

 そこで重要なのがeGFRです。筋肉の代謝産物で尿から排出されるクレアチニンの数値を用いて推算します。

 前回、クレアチニンの数値は、採血と採尿の数値があることを説明。採血の値は腎機能が半分以下にならないと上昇しないため、早期チェックには不向きで、両方の数値を使うクレアチニン・クリアランスは、最低でも2時間の尿をためる検査時間の長さが不便だとお話ししました。

 ところが長年の研究の成果で、採血のクレアチニン値と年齢、性別の3つの要素から、糸球体がどれくらい濾過できるかを推算する計算式が分かったのです。その式は複雑なので、ここでは割愛します。ネットなどを参照して、健康診断の結果などを入力して求めてみるといいでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」