咳・痰が長引く…胸部レントゲンの他にプラスしたい検査は

公開日: 更新日:

 もうひとつ見逃せない肺炎が過敏性肺炎。カビや細菌などを断続的に吸い込むと、アレルギー反応が生じる病気です。たとえば、エアコンのフィルターや風呂場の壁、風通しの悪いクローゼットなどはカビが繁殖しやすい。

 カビでピンときた皆さん、そう、カビが原因のケースでは、暖かくなるこれからの時季に悪化しやすいのが過敏性肺炎の特徴で、しばしば夏型過敏性肺炎と呼ばれます。咳や倦怠感、微熱などで夏風邪のような症状が続き、風邪の薬を飲んでも良くならない。ところが、秋になって涼しくなると良くなって……。知らずにいると、毎年夏にぶり返すのです。

 では、過敏性肺炎を見つけるには、どうするかというと、血液検査でアレルギーの原因となる抗体をチェックするのが一番。ほかの肺炎と見分けるため、炎症反応の検査や胸部CT、呼吸機能検査などもプラスします。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が