マスク不足はいつ解消? 国産分なら国民1人に月1枚程度

公開日: 更新日:

「日本のマスク供給量は一般社団法人日本衛生材料工業連合会のホームページに載っています。2018年度は①医療用、家庭用、産業用を合わせたマスクの生産数量(国内・輸入合計)は約55億4000万枚②マスクの国内在庫量は約8億7000万枚。どちらもここ数年、ほぼ横這いですから、これを基に計算すると、非常時にマスクを供給するのがいかに大変かがわかります」

 例えば、月の生産量は計算上4億6000万枚。1億2600万人の全国民に分けると、1人当たり1カ月に3・65枚、せいぜい1週間に1枚程度だ。

「しかもその8割が主に中国からの輸入で、国産は2割に過ぎません。新型コロナで最も苦しんだ中国が、1月以降も日本向けのマスク輸出量を維持したのかはわかりません。常識的に考えれば、激減したであろうことは容易に想像できます。現在、中国からの物流も制限されており、欧米での感染拡大とマスク需要の高まりを考えると、中国が日本向けのマスク輸出量をどこまで回復させるか不明です。頼みの綱は月産1億枚に満たない国産のみ。国民1人に月間1枚すら行き渡らない供給量です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで