運動嫌いが運動せずに活動量を増やす…グッズを使ってみる
50代の男性は、今でも「運動する気はない」ときっぱり。ところが、この2カ月ほど、毎朝スクワットをしているそうです。きっかけを聞くと、ある朝、ふと思い立ち、本当になんとなく、スクワットをやってみたそうなんです。すると、5回もできた。ここがこの男性にとって大事なところなんですが、5回「しか」でなくて、5回「も」だったんです。
運動が嫌いで、学生時代の体育の時間は嫌な思い出しかなかったと話す男性。学生時代を終え、運動を強制的にやらされることがなくなってからは、スポーツジムに通おうと思ったこともない。スクワットなんてできなくて当然、と思っていたのが、やってみたら5回もできたので、「結構できるな」とうれしくなった。息が上がり、膝がガクガクしたそうですが。
その週末の土曜日、もう一回やってみようとスクワットをすると、やっぱり5回できた。日曜日もやると、5回できた。そのまま続けて毎日やるようになり、次第に最初に感じた「息が上がり、膝がガクガク」がなくなってきた。
そこで6回に増やし、7回に増やし、今では20回スクワットをしているそうです。自己流のスクワットから始めたけれども、10回ほどできるようになってから、気になってインターネットで正しいやり方を調べたとのこと。膝が足のつま先より前に出ないようにし、また膝が内側に入らず外に向くように心掛け、それで20回やっているそうです。この男性にとってスクワットに対する認識は、あくまでも「運動」ではなく、「健康法」でもない。「楽しみ」になったからこそ、続けられているのかもしれませんね。