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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

生命力を養う「黒食材」で腎をパワーアップして老化を防ぐ

公開日: 更新日:

 腎をパワーアップするためにおすすめなのは「黒食材」。薬膳の考え方のひとつである「五行説」では、体の機能と色を関係づけています。腎をつかさどる色は「黒」で、黒ゴマ、黒豆や海藻類、黒キクラゲ、黒酢、黒砂糖などの「黒食材」は、生命力や気力を養い、若々しさを保つパワーがあるのです。

 黒豆は腎の働きを高め、滋養強壮の高い食材。中国では昔から生薬としても使われているほど、アンチエイジングの強い味方です。黒ゴマも腎に働きかけ、老化によるパワー不足を補い、肌や髪の衰えを防止するのに役立ちます。昆布、ワカメ、ヒジキ、モズク、海苔などの海藻類は中国ではご長寿食材とされ、抜け毛や白髪にも効果があります。

 黒食材以外にも、腎のパワーアップにはイワシ、エビ、ウナギ、カキ、ナガイモ、ニラ、クルミ、クリといった食材がおすすめです。

 また、冬は腎の働きが低下する季節とされています。つまり、一年でもっとも老化しやすい季節ということ。

 春になったらめっきり老いぼれ……という恐ろしい「冬老け」防止のためにも、この時季は食べる「腎トレ」に努めましょう。

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