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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

がん患者の新型コロナワクチン接種 治療との兼ね合いは?

公開日: 更新日:

 免疫チェックポイント阻害剤(ICI)については、ワクチン接種後2~3日以内に有害事象が多く発現する傾向があるため、可能ならワクチン接種とICI投与の時期を調整することは考慮されていい。接種を回避するほどのトラブルではなく、接種は基本的に問題ありません。ワクチン接種と治療のタイミングの問題ですから、主治医と相談するのが無難でしょう。

 7割の日本人がワクチンを接種すれば、国内のコロナ禍は収束します。迷っている方も、前向きに接種してください。もちろん私も、3月に受ける予定です。

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