発疹と猛烈なかゆみ…GWはチャドクガの毛虫に気をつけろ
「あるいは毒針毛が手に付着して別のところに刺さり、炎症が飛び火してしまうことさえあります」
■洗濯は2度洗い
衣服などに付着すると、洗濯してもなかなか落ちない。
「一緒に洗った別の衣類などに付いてしまい、ますます被害が拡大してしまうこともあるので注意が必要です。2度洗いすれば、だいぶ防げるといわれています。しかし、隣家の庭にいる毛虫から飛んできた毒針毛が、干していた洗濯物に付着して、そのまま着たため皮膚炎になったといった話もありますから、自宅周辺の環境にも注意を払うべきでしょう」
応急処置としては、「まず流水で患部を洗い流した後、ガムテープなどを押し当てて毒針毛を引き剥がし、抗ヒスタミン軟膏を塗る」と文献などに書かれている。子供の頃、セロハンテープを使って応急処置した人も多いだろう。
「かゆみや痛みは1~2週間もすれば自然に治りますが、中には過敏に反応する人もいるので、悪化するようなら皮膚科を受診しましょう」