膝<下> 運動で変形性膝関節症を改善 O脚やX脚で乱れた下肢バランスを矯正
①横向きに寝て、下側の足の膝を軽く曲げる。下側の腕は曲げて、頭を乗せる。
②上側の足を真っすぐに保ったまま、できるだけ高く持ち上げて5秒間キープする。そして、持ち上げた足を元に戻す。
これを左右の足で10回ずつ行って1セットとし、1日3セット行う。
「変形性膝関節症の人は、膝を曲げるストレッチを行って、膝関節の可動域(動く範囲)を広げることが大切です。しかし、膝を曲げると痛みが出るので、なかなかストレッチを続けることができない人もいます。そんな人にお勧めなのが、入浴時に浴槽に漬かって、膝が十分温まったところで行うストレッチです」
《ステップ④》は、浴槽の中で行う「ふわ曲げストレッチ」。患部を温めることにより、筋肉や靱帯の緊張がほぐれて可動域が広がりやすくなる。また、血流がよくなるので、痛みのもととなる発痛物質の除去を促して、痛みが軽くなるのだ。次のような手順で行う。
①湯船に漬かり十分に膝を温めたら、立て膝で湯船のフチにつかまる。